サロンで顔から首までの部分を集中的にケアしてくれるエステがフェイシャルエステです。
しかし、エステといえば、全身をケアするものが多いなか、あえてフェイシャルエステを選ぶメリットは何があるのでしょうか。

 

今回は、フェイシャルエステのメリットとはどのようなメリットがあるのか、エステティシャンから受けるプロの技術に注意点はあるのかといったテーマで解説します。

 

改めて確認したいフェイシャルエステについて

フェイシャルエステといえば、痩身目的の美容術というイメージがあります。
そのため、顔だけのフェイシャルエステは違和感を覚えるかもしれません。

 

しかし、もともと日本に上陸したばかりのエステは、フェイシャルエステでした。
もともと明治時代に日本の富裕層向けに顔部分の美容術として行われており、むしろ最近になって現在のようなイメージになったといえます。

 

そういった意味で、元祖エステともいえるのがフェイシャルエステです。

 

フェイシャルエステの施術内容

フェイシャルエステの施術内容は、主にハンドマッサージ、専用機器による美肌を狙った施術の2つです。
まず、ハンドマッサージで血行やリンパの流れを改善します。

 

よくフェイシャルエステの広告などで目にするのがこの施術です。
次に専用機器などで美肌を狙った施術もフェイシャルエステの中で行っています。

 

これによって、ハンドマッサージではできない美肌効果を狙った施術も可能です。
もちろん家庭用とは違った本格的な美容機器を使用しているので、施術を受けたあとは、より効果を実感できるでしょう。

 

フェイシャルエステのメリット

フェイシャルエステのメリットとしては、次の3つが挙げられます。

・美肌や保湿が期待できる
・リラクゼーション作用が得られる
・肌の悩みごとへのアプローチが受けられる

これらについてそれぞれ解説していきましょう。

 

美肌や保湿が期待できる

フェイシャルエステを受ける最大の目的が顔周りの美肌や保湿効果です。
フェイシャルエステでは、もちろんそれらの目的を達成するためにさまざまなテクニックや機器を使って施術します。

 

フェイシャルエステの施術によって健康的な美肌へのアプローチを実現し、自宅では難しい肌の中や奥まで保湿成分を浸透させられるのがメリットです。
くすみも目立ちにくくなることで、肌のトーンもアップするでしょう。

 

各サロンとも使用する美容液や保湿液、テクニック、機器などを工夫し、美肌や保湿を実現するために施術してくれます。
そのため、どのフェイシャルエステを受けても、このメリットは実感しやすいはずです。

 

リラクゼーション作用が得られる

フェイシャルエステを実施しているサロンは、多くの場所で日常から離れた空間を演出しています。
さらにエステティシャンによるマッサージで、顔を中心にしてたまったストレスや疲れを癒せるメリットがあります。

 

顔へアプローチすることによって、体もリラックスでき、血行も改善され、さらに自律神経のバランスも整う可能性があります。
こういった作用によって、フェイシャルエステによるリラクゼーション作用が得られるでしょう。

 

肌の悩みごとへのアプローチが受けられる

フェイシャルエステに在籍するエステティシャンは、美肌の専門家です。
そのため、自分が今抱えている肌の悩みごとを宗さんすれば、肌質に合ったアプローチをしてくれます。

 

毛穴汚れ、乾燥、もたつきなど、一人ひとりが抱えている悩みに着目し、改善が期待できるのもフェイシャルエステのメリットです。

 

フェイシャルエステを利用する注意点

フェイシャルエステを利用するうえで注意点も知っておきましょう。

 

フェイシャルエステの注意点は次の3点です。

・濃いメイクでの来店を避ける
・コンタクトは外す
・顔そりや脱毛をした直後は避ける

これらについてみていきます。

 

濃いメイクでの来店を避ける

まず、濃いメイクで来店するのはやめましょう。
つい、外出するのでメイクをしっかりして来店しがちですが、フェイシャルエステでは一回、すっぴんの状態にしてから施術をします。

 

そのため、クレンジングに時間がかかるメイクだと、施術できる時間や施術に支障をきたしてしまいます。
最低限のメイクでの来店がおすすめです。

 

コンタクトは外す

フェイシャルエステを受ける際には、コンタクトを外しましょう。

 

外さないで施術を受けてしまうと、コンタクトがズレてしまう危険もあります。
そのため、事前にケースやケア用品を持参して施術を受けたり、眼鏡で来店するのがおすすめです。

 

顔そりや脱毛をした直後は避ける

顔そりや脱毛をした直後の施術は避けましょう。
それらの行為をしたあとは、どのような方法であっても肌が弱っています。

 

そのような状態でケアを受けたり、ハンドマッサージを受けたりすると、そのダメージが悪化するリスクもあります。

 

このようなリスクのある状態でフェイシャルエステを受けないようにスケジューリングを工夫したり、顔そりのタイミングを変えたりするのがおすすめです。

 

自分でもできるフェイシャルエステ後のケア

フェイシャルエステの効果を持続させるのも、フェイシャルエステのポイントです。
具体的な内容は、エステティシャンの方に聞くのが一番ですが、基本的な方法として挙げられるのが、紫外線対策やクレンジングとその後の保湿です。

 

紫外線は、とにかく肌の大敵です。
外出する場合は、曇りでも日焼け止めを塗ったり、首周りの紫外線ケアをしておくようにしましょう。

 

クレンジングはぬるま湯で優しく行うのがポイントです。
泡も泡立てて手ではなく、泡で汚れを落とすようにします。

 

メイクをきちんと落として、なおかつ肌を刺激しないようにするのがポイントです。
次にクレンジング後の保湿として、自分に合った化粧水やクリーム、美容液でケアを行います。

 

水分の失われたカサカサな状態を避けてクリームなどでケアをすることがポイントです。

これら2点を押さえるだけでもかなり効果が持続するでしょう。

 

まとめ

フェイシャルエステは、プロのエステティシャンの施術によってしっかりケアしてもらうことで、自宅ではできない肌のケアが受けられます。
今回は、期待できるメリットとして美肌や保湿、リラクゼーションなどを挙げました。さらに注意点についても解説していきました。

 

これらの点を意識しつつ、フェイシャルエステを受けたら、その効果が持続するように自分でも工夫してみましょう。

そうすることでより効果的なフェイシャルエステになるはずです。