顔やまぶたが何となくすっきりしない、水分がたまっている、たるみがあるといった悩みを持っている方は、顔のむくみが原因かもしれません。
フェイシャルエステサロンでは、そういった顔のトラブルに対してもケアできます。

 

全身の施術ではなく、顔専門だからできるフェイシャルエステは、顔のむくみへのメニューも提供しているのです。
そこで今回は、フェイシャルエステのむくみ解消について、施術内容な注意点、費用相場などを解説します。

 

フェイシャスエステで行っているむくみの施術法とは？

フェイシャルエステサロンでは、サロンによって違うはあるものの、次のようなむくみの施術をします。

・リンパドレナージュ
・小顔マッサージ
・超音波
・EMS（Electrical Muscle Stimulation）

 

リンパドレナージュ

リンパドレナージュは、デンマークのエミール・ボッダー博士が編み出したリンパマッサージです。
医療の現場でも利用されているテクニックでもあり、フェイシャルエステの世界でもむくみに対して用いられています。

 

美容に特化したフェイシャルエステのリンパドレナージュでは、ゆっくりとした動きで手を動かし、徐々にむくみを流していくことでむくみの解消を目指します。リンパ管の働きを促し、むくみを流していく力を助けていくのも特徴です。

 

サロンでは主に、洗顔後、顔やデコルテにオイルなどを塗ってマッサージを行い、最後にパックを当てて肌を整える流れで提供されています。

 

小顔マッサージ

フェイシャルエステの定番メニューである、小顔マッサージもむくみ解消が期待できる施術方法です。

 

 

マッサージを施すことでリンパの流れを促していき、その効果によってむくみを取り除くことを目指します。
小顔効果も期待できるので、小顔のメニューにも組み込まれています。

 

サロンでは、洗顔後に顔や首、デコルテのリンパに対してマッサージを行います。
そして顔の筋肉を引き上げるハンドマッサージを行って仕上げにパックを施して完了です。

 

超音波

超音波は、非常に細かな振動を肌の深層深部へ与えることでリンパの流れを改善したり、血行を促したりする美容機器です。

 

その振動の回数は、1秒間に100万回～300万回という非常に細かな振動なので、照射することで照射場所の血行やリンパの流れが促進され、むくみ改善が期待できます。

 

ハンドトリートメントでは困難な微細振動を加えることでむくみだけでなくリフトアップも期待できるのも特徴です。

 

サロンでは洗顔の後にジェルを顔の肌に塗布して超音波を照射します。

 

直接当てると振動が伝わらないため、ジェルを顔に塗っていくのも超音波の施術の特色です。
こちらも一連の施術が終わった後にパックをつけて肌を整えることで施術が完了します。

 

EMS（Electrical Muscle Stimulation）

最近、メディアでもよく耳にするEMSは、電気刺激でむくみ改善を目指す美容機器です。

 

低周波と呼ばれる、周波数の低い電気を顔の筋肉に流すことで、顔の表情筋を鍛えてむくみ解消を目指します。
筋肉の動きが活性化されることでリンパの流れも活発になり、むくみが解消されるという仕組みです。

 

トレーニングでも利用されることがあり、筋トレにも利用できるのも特徴として挙げられます。

 

利用方法はハンドマッサージとの組み合わせとして用いられることが多く、洗顔後に小顔マッサージなどを行って、EMSを装着します。
そして、電気を流して顔の筋肉を刺激し、リンパや血行の改善を目指すのが一連の流れです。

 

フェイシャルエステでむくみの施術を受けるうえで知っておきたい注意点

フェイシャルエステでむくみの施術を受ける場合、次のような点に注意する必要があります。

・マッサージの強さ
・肌トラブルのリスク
・妊娠中は避ける
・家でのケア方法も教わる

 

マッサージの強さ

フェイシャルエステでむくみのマッサージを受ける場合、エステティシャンによっては強めに行うことがあります。
これによって、しわの原因、むくみの悪化のリスクもあるので注意が必要です。

 

まず、強いマッサージを受けると肌の奥にある真皮層と呼ばれる組織を傷つけられる可能性があります。
この部分が傷つくとしわの原因になることがあるので注意しましょう。

 

次にむくみの悪化のリスクがあります。

 

強いマッサージを行うと、余計血行が悪くなるケースもあります。
血行が悪くなってしまうことでむくみが悪化する可能性もあるため、注意が必要です。

 

もし、マッサージ中にエステティシャンのマッサージが強いと思ったら、早めにエステティシャンへ伝えるのが重要です。

 

肌トラブルのリスク

超音波のジェルやマッサージクリーム、美容液などフェイシャルエステ用に利用されている安全性の高いものばかりです。
しかし、全ての方にとって利用しても問題ないという保証はありません。

 

まれに相性が悪いケースや敏感肌、アトピー体質のケースでは肌トラブルのリスクがあるので、心あたりのある方は、早めにエステティシャンへ伝えるようにしましょう。

 

妊娠中は避ける

妊娠中は避けましょう。

 

妊娠中、むくみが出やすくなるため、エステティシャンの施術を受けたいと思う方は多くいます。
しかし、超音波などの機器は胎児への影響のリスクがあるので、避けることを推奨しています。

 

一方で、ハンドマッサージであれば姿勢に注意することで安定期のみ施術可能という条件があるものの、施術してもらうことは可能です。

 

家でのケア方法も教わる

フェイシャルエステでの施術は、一度受けたら効果がすっと続くわけではありません。
そのため、ある程度の頻度で施術を受ける必要がある反面、自宅でもできるケア方法を継続することも重要です。

 

エステが終わったら、自分でもできるむくみの施術方法を教わるようにします。
そうすることで、施術の効果もより長期の効果が期待できるでしょう。

 

まとめ

毛穴など肌の悩みを解決してくれるフェイシャルエステでは、リンパや水分の流れを効果的に流すマッサージなどの施術で、むくみの改善を目指します。

 

むくみに対しても施術できるフェイシャルエステも、持続性はないので、定期的に通うかセルフケアも併用することも注意点として紹介しました。
いずれにしても顔のむくみの悩みが解消できることも多いので、まずはフェイシャルエステのスタッフに相談してみましょう。

 

きっと、効果が期待できるむくみの施術をしてくれたり、セルフケアのアドバイスなどを紹介してくれたりするはずです。